様々な場面でモラハラ=モラルハザードが問題となっている現代、倫理感や道徳的節度が失われ自分の勝手な思い込みを相手に押し付けたり、自分の正義を振りかざして相手を断罪し平気で傷つけるような言動や行動をとったり、とにかく痛い人が増えていると感じる今日この頃。

画像:ぱくたそ
普通であればそんなモラハラ野郎とは距離をとって関わらないようにしたり、何かしら自衛しようとするものなのだが、これが恋愛、男女の関係になるとそうもいかない。
そんなモラハラで苦しい交際をしている人たちに向けて、女子SPA!が「モラハラ注意報?彼からこんなフレーズが出たら秒速で逃げて」という記事を掲載していた。
記事の中でモラハラ注意報として取り上げられていた問題フレーズは
- 「お前のために言ってるんだよ」
- 「ごめんね、でも愛してるんだよ。わかって」
という二つの言葉。
特に「お前のために行ってるんだよ」というフレーズは、完全に相手を下に見た言い方なんだよね。俺が正しい、お前の考えなど聞いていない、バカなんだから従え。という相手に自分を押し付ける言い方。
それを自覚しているから、相手に強要する後ろめたさもあって「お前のため」なんて勝手なセリフを吐く。
言われた方からすると大きなお世話。
「お前なんかに言われたくないわぃ!」
と反発するのが当然なんだけれど、恋愛というのは平時の常識が通用しない、一種の催眠状態みたいなもの。だから言われた側は真に受けて自分を責めてしまったりする。
恋愛も夫婦生活も、どちらかが相手を押さえつけるような関係は長く続かない。また、対等な関係では相手に説教などしない、自分の意見を聞いてほしければ説明して「お願い」するはずなのだ。
暴言を吐き、何を言っても全て言い訳と跳ね返し、最後にお前のために行ってるんだよ! と言って黙らせる。
辛くなって俯いたら、あるいは勝手な言い分に腹を立て反抗的になったら
「ごめんね、でも愛してるんだよ。わかって」
と、情に訴えキスしたり頭をなでたり……
これは明らかにおかしい、かなり歪な関係になっている状態。
- 相手の自信を無くさせること
- 上の立場から指導すること
- どうしていいか分からない状態にして優しい言葉をかける
- 良い事をしたら褒める(意に沿わない事をしたら叱る)
これって、ネットで調べてみるとマインドコントロールの手法だったりする。
「お前のためにいってるんだよ」は自信を無くさせ、上の立場から指導するときのフレーズ。
「ごめんね、でも愛してるんだよ。わかって」どうしていいか分からない状態に追い込んで優しい言葉をかけるフレーズ
もし自分がパートナーに対してこのような言動をしていたら要注意、愛しているはずの相手を知らず知らずの内に追い込んでいるかもしれない。本当に愛しているのなら、幸せそうな笑顔こそが尊いものだと思えるはずだ。
パートナーは自分の鏡。
自分が思いやりをもって接して入れば、相手は同じように自分を思いやってくれる。その逆もまたしかり。
特に若いうちはついやってしまいがちなので、日頃から注意したいものだ。
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